AIに個人情報を入力してしまった|やることは3つだけ

お客様の名前を貼ってしまった。慌てて消す前に、順番があります。報告の線引きも書きました。
この記事でわかること
- 削除する
- 報告するか判断する
- 黙って消さない
この記事の要点
| 見出し | ひとことで言うと |
|---|---|
| 先に結論:順番を間違えないでください | いちばんやってはいけないのが、黙って消して終わりにすることです。 |
| 1|まず、その会話を削除する | 該当する会話を消します。 |
| 2|学習に使われないようにする | まだ設定をしていない方は、ここで変えておきます。 |
| 3|報告するかどうかを判断する | 次に当てはまる場合は、自分で判断せず、上長か情報システムの担当に報告してください。 |
| 報告しなくていい場合 | 一方で、こういう内容なら、過度に心配する必要はありません。 |
| 4|次から入れない形を決める | 同じことを繰り返さないために、決めておくのは1つだけで十分です。 |
| 今日やること(1つだけ) | 過去の会話を、ひとつだけ見返してください。 |
研修の休憩中に、小さい声で相談されることがあります。
お客様の名前が入った文章を、そのまま貼ってしまった。
そういう話です。
企業向けのAI研修で講師をしています。
整骨院、介護、電気設備など、ふだんパソコンをあまり使わない現場が中心です。
まず、落ち着いてください。
やることは3つだけです。
そして、慌てて消すのは順番が違います。
この記事では、入れてしまったあとの手順を書きます。
01先に結論:順番を間違えないでください
- 削除する
- 会社に報告するか判断する
- 次から入れない形を決める
この順番です。
いちばんやってはいけないのが、黙って消して終わりにすることです。
理由はあとで書きます。
021|まず、その会話を削除する
該当する会話を消します。
- 会話の一覧から、その会話を選ぶ
- メニューから削除する
これで、あなたの画面からは消えます。
ただし、ここで知っておいていただきたいことがあります。
**削除しても、すぐに完全に消えるわけではありません。**
不正利用の監視などの目的で、一定期間は保管されることがあります。
消したから何もなかったことになる、とは考えないでください。
032|学習に使われないようにする
まだ設定をしていない方は、ここで変えておきます。
設定の「データコントロール」から、学習をオフにします。
やり方は「ChatGPTに学習させない設定」の記事に書いています。
ただし、**この設定は過去にさかのぼりません。**
すでに入力した分は対象外です。
これから先のためだけの設定だと思ってください。
043|報告するかどうかを判断する
ここが本題です。
次に当てはまる場合は、自分で判断せず、上長か情報システムの担当に報告してください。
- お客様や患者さんの氏名、連絡先、住所
- カルテや契約書など、持ち出しが制限されている書類の中身
- まだ公表していない価格、取引先名、売上の数字
報告が必要かどうかを判断するのは、会社のルールであって、本人ではありません。
**黙って消すのがいちばん危ない**のは、あとから発覚したときに、入力したこと自体より「隠したこと」が問題になるからです。
研修では、ここを強くお伝えしています。
05報告しなくていい場合
一方で、こういう内容なら、過度に心配する必要はありません。
- 自分の名前や、自分の個人的な予定
- すでに公開されている会社情報(ホームページに載っている内容)
- 社名や個人名を伏せた、一般的な相談
自分の情報をどこまで入れるかは、自分で決められます。
064|次から入れない形を決める
同じことを繰り返さないために、決めておくのは1つだけで十分です。
**貼る前に、名前と数字を置き換える。**
- 山田太郎さん → Aさん
- ○○商事 → B社
- 売上1,200万円 → 売上X円
これだけで、ほとんどの場面は防げます。
置き換えても、AIの答えの質は落ちません。
詳しくは「会社の情報をAIに入れていい?」の記事に書いています。
07よくある質問
自分の名前や住所を入れてしまいました
写真をそのまま送ってしまいました
無料版だから危ないのでしょうか
08今日やること(1つだけ)
過去の会話を、ひとつだけ見返してください。
名前や数字が、そのまま入っていないか。
見つかったら、この記事の順番でどうぞ。

