ChatGPTの使い方が覚えられない|暗記せずに使う3つの置き場所

毎回やり方を忘れてしまう方へ。覚えないことを前提にした仕組みの作り方です。
この記事でわかること
- どこを開くか
- 何を貼るか
- 何と言うか
この記事の要点
| 見出し | ひとことで言うと |
|---|---|
| 先に結論:覚えるものは「3つだけ」です | AIを使うのに、覚えることは3つしかありません。 |
| 1|どこを開くか:探さない場所に置く | まず、アプリを探す時間をなくします。 |
| 2|何を貼るか:仕事を1つだけ決めておく | 次に、何に使うかを毎回考えなくていいようにします。 |
| 3|何と言うか:覚えずに、貼る | ここが一番大事です。 |
| 「覚えない」ことの、もうひとつの利点 | ここまで3つ書きました。 |
| それでも止まってしまう場合 | ここまでやっても、止まる方がいます。 |
| 会社の資料を使うときだけ | 社外に出せない情報は、そのまま貼らないでください。 |
| 今日やること(1つだけ) | スマホのホーム画面を開いて、アプリの位置を1つ動かしてください。 |
「毎回やり方を忘れてしまって」
「こういうの、若い人に任せたいんですよね」
研修でこう言われることがあります。
しかも、こっそりではなく、はっきり言われます。
企業向けのAI研修で講師をしています。
整骨院、介護、電気設備など、ふだんパソコンをあまり使わない現場が中心です。
正直に書きます。
こう言ってくださる方のほうが、あとで使えるようになります。
やる気がある人より、です。
理由は、やる気で押し切ろうとしないからです。
覚えないことを前提に、仕組みのほうを変えにいきます。
この記事では、覚えなくても使える状態の作り方を書きます。
暗記も、専門用語も、練習も要りません。
01先に結論:覚えるものは「3つだけ」です
AIを使うのに、覚えることは3つしかありません。
- どこを開くか
- 何を貼るか
- 何と言うか
これだけです。
逆に言うと、ここを毎回思い出そうとするから、面倒になります。
だから、3つとも思い出さなくていい状態にします。
やり方は順番に書きます。
021|どこを開くか:探さない場所に置く
まず、アプリを探す時間をなくします。
スマホなら、ホーム画面の1ページ目、下のほうに置いてください。
親指が自然に届く場所です。
パソコンなら、ブラウザのお気に入りバーの一番左です。
地味ですが、これが一番効きます。
忙しい日はそこで終わります。
研修でも、最初の10分はこの配置を一緒にやります。
やり方を教えるより、先にこちらのほうが効きました。
以前、まったく同じ内容の研修を2つの現場でやったことがあります。
片方では配置から始めて、もう片方は時間がなくて飛ばしました。
3か月後に伺うと、配置をやったほうは半分以上の方が続けていて、
飛ばしたほうは数人でした。
内容はまったく同じです。
アプリの場所を変えただけで、ここまで差が出ました。
032|何を貼るか:仕事を1つだけ決めておく
次に、何に使うかを毎回考えなくていいようにします。
自分の仕事の中で、1つだけ決めてください。
- 長いメールを短くする
- 会議のメモを整える
- 日報の下書きを作る
どれでも構いません。1つだけです。
決めておくと、その作業が来たときだけ開けばよくなります。
「何に使おうかな」と考える時間がゼロになります。
ここで複数決めると、結局どれもやらなくなります。
これは本当によく見る失敗です。
選び方にコツがあります。
難しい仕事は、AIに任せても確認に時間がかかります。
面倒なだけの仕事は、任せた瞬間に楽になります。
毎週必ず来て、頭を使わないのに時間だけ取られるもの。
それが最初の1つに向いています。
043|何と言うか:覚えずに、貼る
ここが一番大事です。
頼み方を覚える必要はありません。
書いたものを、取っておいて、毎回貼ってください。
たとえば、こういう文章です。
これをスマホのメモ帳に保存しておく。
次に使うときは、メモ帳からコピーして貼るだけです。
考えません。思い出しません。
研修では「メモは取らないでください」と言うことがありますが、
これだけは別です。
覚えるためのメモではなく、貼るためのメモだからです。
うまくいった頼み方が増えてきたら、メモ帳に並べていってください。
そのうち、自分専用の道具箱になります。
ここで一つ、研修でよく聞かれることがあります。
売っています。本にもなっていますし、無料で配っている人もいます。
ただ、他人の頼み方は、だいたい自分には合いません。
仕事が違うからです。
いちばん良いのは、自分の仕事で1回うまくいったものです。
それを保存しておくほうが、100個のテンプレートより役に立ちます。
05「覚えない」ことの、もうひとつの利点
ここまで3つ書きました。
実は、覚えないやり方には、別の利点があります。
人に渡せることです。
頭の中に入っているものは、他の人に渡せません。
メモ帳に入っているものは、そのまま送れます。
研修先で、この形にしていた方がいました。
その方は異動のとき、後任に自分のメモをそのまま渡していました。
後任の方は、初日から同じ速さで仕事ができたそうです。
覚えていたら、こうはなりません。
裏を返すと「仕組みにしておきたい」という意味でもあります。
06よくある質問
毎回メモを貼るのは面倒ではないですか
コピーして貼るのに5秒。思い出そうとすると、だいたい30秒以上かかります。
忘れてしまって、メモの場所も分からなくなります
AIのアプリと隣に並べておくと、セットで目に入ります。
それでも続きません
3つやろうとしていないか、確認してみてください。
若い人に任せたほうが早いのでは
自分で5秒でできるなら、そのほうが結局早いです。
07それでも止まってしまう場合
ここまでやっても、止まる方がいます。
多くの場合、原因は手順ではありません。
うまくいかなかったときに、聞く相手がいないことです。
貼ってみたけれど、思ったものが返ってこなかった。
何が悪いのか分からない。そのまま開かなくなる。
このパターンが、いちばん多いです。
職場に詳しい人がいるなら、その人に月1回聞くだけで足ります。
いない場合は、質問できる場所があるものを選んでください。
無料のものでも、有料のものでも構いません。
覚えなくていいのと同じで、
分からないことも、自分で解決しなくていいです。
08会社の資料を使うときだけ
社外に出せない情報は、そのまま貼らないでください。
数字や固有名詞は「A社」「約○件」に置き換えてから渡します。
判断に迷うときは、勤務先の規程と情報システム部門の指示が最優先です。
09今日やること(1つだけ)
スマホのホーム画面を開いて、アプリの位置を1つ動かしてください。
AIのアプリを、1ページ目の下のほうへ。
それだけで、今日は終わりです。
明日、目に入ったら開いてみてください。

