つまずき
AIに「できません」と言われた|頼み方を変える3つの手

断られてそこで止まっていませんか。通る断り方と、通らない断り方の見分け方を書きました。
この記事でわかること
- 断り方は2種類
- 大きすぎる頼みは割る
- できる範囲を聞く
この記事の要点
| 見出し | ひとことで言うと |
|---|---|
| 先に結論:断り方は2種類ある | この2つは、まったく別ものです。 |
| 1|大きすぎる頼みは、割る | いちばん多いのがこれです。 |
| 2|渡し方を変える | 形式が合っていないだけのことが多いです。 |
| 3|「できる範囲」を聞く | 全部は無理でも、一部ならできることがあります。 |
| 断られたままでいいとき | ここは大事なところです。 |
| 今日やること(1つだけ) | 次に断られたら、閉じる前にこう打ってください。 |
「頼んだら、できませんって言われました」
研修中に、手が止まる方がいます。
画面を見ると、たしかに断られています。
企業向けのAI研修で講師をしています。
整骨院、介護、電気設備など、ふだんパソコンをあまり使わない現場が中心です。
断られると、たいていの方はそこでやめます。
自分の聞き方が悪かったのかな、と思うからです。
ほとんどの場合、頼み方を少し変えるだけで通ります。
この記事では、その変え方を書きます。
01先に結論:断り方は2種類ある
- やろうと思えばできるのに、断っている
- そもそも仕組み上できない
この2つは、まったく別ものです。
前者は、頼み方で通ります。
後者は、何度頼んでも通りません。
見分け方は簡単です。
「なぜできないのか教えて」と聞いてください。
理由が返ってきます。
021|大きすぎる頼みは、割る
いちばん多いのがこれです。
「この資料を全部まとめて、報告書にして」
こう頼むと、断られるか、途中で止まります。
そういうときは、こう分けます。
- まず、見出しだけ出して
- 次に、1つめの見出しの中身を書いて
- 最後に、全部つなげて
1回に頼む量を減らすだけで、通ります。
研修では、ここでつまずく方がいちばん多いです。
能力の問題ではなく、量の問題です。
032|渡し方を変える
「このファイルが読めません」と言われることがあります。
形式が合っていないだけのことが多いです。
- 写真を撮って送る
- 画面の文字をコピーして貼る
- PDFではなく、本文を直接貼る
中身が同じでも、渡し方で通ります。
紙の資料の扱いは「紙の資料を打ち直している」の記事に書いています。
043|「できる範囲」を聞く
全部は無理でも、一部ならできることがあります。
そのまま聞いてください。
「全部は無理でも、できるところまででいいです。どこまでできますか」
これで動き出すことがあります。
ゼロか百かで考えないことです。
05断られたままでいいとき
ここは大事なところです。
- 医療や薬の判断
- 法律や契約の判断
- 税金や保険の手続き
こういう内容で断られたときは、無理に通さないでください。
断られること自体が正しい反応です。
詳しくは「AIに聞いてはいけないことはある?」の記事に書いています。
06よくある質問
何回か聞き直したら通りました。これは大丈夫ですか
頼み方が伝わっただけなら問題ありません。ただし、最初に断られた理由が「正確に答えられないから」だった場合は、出てきた中身を鵜呑みにしないでください。
別のAIなら通りますか
通ることはあります。サービスによってできる範囲が違うからです。ただ、同じ理由で断られる内容なら、どれでも同じです。
断られたとき、謝ってくるのが気になります
気にしなくて大丈夫です。相手は人ではありません。謝罪は無視して、次の頼み方に進んでください。
07今日やること(1つだけ)
次に断られたら、閉じる前にこう打ってください。
「なぜできないのか教えて」
理由が分かれば、次の一手が決まります。
*この記事は、講師として研修で受けた質問と、その場でお答えしている内容をまとめたものです。特定の企業の資料や個別の案件の情報は含みません。AIサービスの仕様は変わることがあるため、最新の情報は各サービスの公式ページでご確認ください。

