AIの答えが合っているか分からない|調べ直すのは4か所だけ

AIの回答をどこまで確認すればいいのか。研修で教えている「必ず調べ直す4か所」。
この記事でわかること
- 数字
- 固有名詞
- 制度や法律
- 手順の順番
この記事の要点
| 見出し | ひとことで言うと |
|---|---|
| 先に結論 | 全部を疑う必要はありません。 |
| なぜこの4つだけなのか | AIは、文章としてありそうな形を作るのが得意です。 |
| やってはいけない確認のしかた | 返ってきた答えに、そのままこう聞くことです。 |
| 確認の手順(3ステップ) | 1. 返ってきた文から、上の4つに当たる部分に印をつける |
| そのまま使えるプロンプト | この文章の中で、事実確認が必要な部分を教えてください。 |
| 会社の資料を使うときは | 社外に出せない情報は、そのまま貼らないでください。 |
| 今日やること(1つだけ) | 次にAIが出した文章を、上から読んでみてください。 |
研修で、必ず出る話です。
企業向けのAI研修で講師をしています。
この記事は、その場でお答えしている確認のしかたを、そのまま書いたものです。
01先に結論
全部を疑う必要はありません。
調べ直すのは、次の4つが入っているときだけで足ります。
- 数字(金額、件数、割合)
- 固有名詞(会社名、商品名、人の名前)
- 日付と最新情報(いつ変わったか)
- 法律やルール
この4つ以外、たとえば手順の説明や言い回しの提案は、読んで違和感がなければそのまま使えます。
逆に、この4つは必ず外で確かめてください。
02なぜこの4つだけなのか
AIは、文章としてありそうな形を作るのが得意です。
そのため、数字や名前のような「ひとつしか正解がないもの」ほど、それらしい別のものが混ざります。
研修では、実在しない制度名がもっともらしく出てきた例を見てもらいます。
文章が整っているほど、読んでいて気づけません。
整った文章であることと、内容が合っていることは別です。
03やってはいけない確認のしかた
返ってきた答えに、そのままこう聞くことです。
AIは「はい、合っています」と答えます。
自分が書いたものを自分で採点しているので、確認になりません。
同じ理由で、「出典を教えて」と聞いて出てきたURLも、そのままでは使えません。
実在しないURLが返ることがあります。開いて確かめてください。
04確認の手順(3ステップ)
1. 返ってきた文から、上の4つに当たる部分に印をつける
2. その部分だけを、検索や公式サイトで確かめる
3. 確かめられなかった部分は、文章から消す
3番目が大事です。
「たぶん合っているだろう」で残すと、そこだけが後で問題になります。
確かめる時間がないときは、数字を書かずに「複数」「増えている」と書き換えるほうが安全です。
05そのまま使えるプロンプト
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この文章の中で、事実確認が必要な部分を教えてください。
対象は次の4つです。
・数字
・固有名詞
・日付や最新情報
・法律やルール
該当部分を箇条書きで抜き出し、それぞれについて「確実」「要確認」のどちらかを書いてください。
「要確認」のものは、どこで確かめればよいかも書いてください。
▲ ここまで
自分で印をつけるより早く、漏れも減ります。
ただし、この結果も目安です。最後は自分で見てください。
06よくある質問
新しいAIなら、間違えませんか
検索機能つきのAIなら大丈夫ですか
毎回これをやるのは大変です
07会社の資料を使うときは
社外に出せない情報は、そのまま貼らないでください。
数字や固有名詞は「A社」「約○件」に置き換えてから渡します。
判断に迷うときは、勤務先の規程と情報システム部門の指示が最優先です。
08今日やること(1つだけ)
次にAIが出した文章を、上から読んでみてください。
数字と名前だけに印をつける。それだけで、確認すべき場所がはっきりします。
*この記事は、講師として研修で受けた質問と、その場でお答えしている内容をまとめたものです。特定の企業の資料や個別の案件の情報は含みません。

