AIに資料を読ませる|長い文書を扱うときの渡し方

PDFや長い資料をAIに読ませるときのコツと、やってはいけないこと。
この記事でわかること
- 分けて渡す
- 聞くことを先に決める
- 出典を確かめる
この記事の要点
| 見出し | ひとことで言うと |
|---|---|
| 先に結論 | 資料を渡すとき、ほとんどの人は「これを要約して」とだけ書いています。 |
| なぜ抜けるのか | 長い資料には、大事そうな文がたくさんあります。 |
| 渡し方の3ステップ | まず、立場と目的を1行で書く。 |
| そのまま使えるプロンプト | 次の形で出してください。 |
| 長い資料が途中で切れるとき | 一度に全部貼らず、章ごとに分けて渡してください。 |
| 会社の資料を使うときは | 社外に出せない情報は、そのまま貼らないでください。 |
| 今日やること(1つだけ) | 次に資料を読ませるとき、貼る前に1行だけ足してください。 |
研修で、よく出る話です。
企業向けのAI研修で講師をしています。
この記事は、その場でお答えしている渡し方を、そのまま書いたものです。
01先に結論
資料を渡すとき、ほとんどの人は「これを要約して」とだけ書いています。
これだと、AIは「一般的に大事そうなところ」を選びます。
あなたにとって大事なところは、選ばれません。
足すのは、この1行です。
これだけで、抜き出される場所が変わります。
02なぜ抜けるのか
長い資料には、大事そうな文がたくさんあります。
AIはその中から、目立つもの、繰り返し出てくるもの、数字が入っているものを選びます。
つまり、選び方の基準が「資料の中での目立ちやすさ」になっています。
あなたの目的は、まだ伝わっていません。
読む理由を書くと、基準がそちらに切り替わります。
03渡し方の3ステップ
まず、立場と目的を1行で書く。
次に、資料を貼る。
最後に、出してほしい形を指定する。
順番が大事です。
資料を先に貼ると、その内容に引っぱられた答えが返ってきます。
04そのまま使えるプロンプト
▼ ここからコピー
私は【立場】です。
この資料を、【目的】のために読みます。
次の形で出してください。
1行目:この資料の結論
その下:目的に関係する箇所だけを3つ、抜き出し
最後:判断に必要なのに、資料に書かれていないこと
資料は以下です。
▲ ここまで
最後の1行が効きます。
「書かれていないこと」を出させると、次に何を聞けばいいかが分かります。
05長い資料が途中で切れるとき
一度に全部貼らず、章ごとに分けて渡してください。
各章のあとに、こう足します。
最後にこう聞きます。
分けて渡したほうが、精度は上がります。
06よくある質問
PDFをそのまま渡してもいいですか
要約が長すぎます
抜き出された箇所が本当に合っているか不安です
07会社の資料を使うときは
社外に出せない情報は、そのまま貼らないでください。
数字や固有名詞は「A社」「約○件」に置き換えてから渡します。
判断に迷うときは、勤務先の規程と情報システム部門の指示が最優先です。
08今日やること(1つだけ)
次に資料を読ませるとき、貼る前に1行だけ足してください。
返ってくる要約が、自分の仕事の話になります。
*この記事は、講師として研修で受けた質問と、その場でお答えしている内容をまとめたものです。特定の企業の資料や個別の案件の情報は含みません。

