メールの返信をAIに任せる|そのまま使える頼み方

毎日のメール返信を短くする方法。コピーして使える文面つき。
この記事でわかること
- 下書きを作らせる
- 自分の言葉に直す
- 出す前に確認する
この記事の要点
| 見出し | ひとことで言うと |
|---|---|
| 先に結論 | 角が立つ原因は、AIの文章力ではありません。 |
| 直す1:関係を書く | これだと、AIは「一般的な取引先」を想定します。結果、他人行儀な文章になります。 |
| 直す2:立場を書く | 断るメールで、いちばん事故が起きます。 |
| 直す3:着地点を書く | 催促のメールで効きます。 |
| そのまま使えるプロンプト | 相手との関係:〇〇(例:初めての取引先/3年つきあいがある/社内の別部署) |
| 出てきた文の、確認する4か所 | そのまま送る前に、ここだけ見てください。 |
| 会社の情報を入れるときの線引き | メールの下書きは、実名や金額が入りやすい作業です。 |
| 今日やること(1つだけ) | 次に書くメールで、頼むときに「相手との関係」を1行だけ足してみてください。 |
【保存版】AIに書かせたメール、なぜか角が立つ?|研修で直した3か所
研修で、メールの話になると必ず出ます。
とくに、断るとき、謝るとき、催促するとき。この3つで失敗が起きます。
企業向けのAI研修で講師をしています。
この記事は、その場で実際に直している3か所を、そのまま書いたものです。
プロンプトはClaude(スマホアプリ)でそのまま使えます。ChatGPTでも同じです。
01先に結論
角が立つ原因は、AIの文章力ではありません。
こちらが渡す情報が足りていないだけです。
足りていないのは、この3つです。
- 相手との関係(初めてか、長いつきあいか)
- こちらの立場(お願いする側か、受ける側か)
- 着地点(何をしてほしいのか)
この3つを入れるだけで、文章の温度が変わります。
02直す1:関係を書く
よくある頼み方
「取引先に納期の延長をお願いするメールを書いて」
これだと、AIは「一般的な取引先」を想定します。結果、他人行儀な文章になります。
直した頼み方
「3年取引がある、担当者とは気軽に話せる関係の会社に、納期延長をお願いするメールを書いて」
ここを足すだけで、文面がやわらかくなります。
03直す2:立場を書く
断るメールで、いちばん事故が起きます。
よくある頼み方
「この依頼を断るメールを書いて」
これだと、AIは強く断ります。「対応いたしかねます」で終わる文章が出てきます。
直した頼み方
「この依頼は今回はお受けできないが、次回はぜひお願いしたい。関係は続けたい。その前提で断るメールを書いて」
断る内容は同じでも、相手の受け取り方が変わります。
04直す3:着地点を書く
催促のメールで効きます。
よくある頼み方
「返信がないので催促するメールを書いて」
これだと、相手を責める形になりがちです。
直した頼み方
「先週送った見積もりの返事をもらいたい。相手は忙しいと思うので、責める形にはしたくない。いつまでに返事がほしいかだけ伝わればいい。そういうメールを書いて」
05そのまま使えるプロンプト
▼ ここからコピー
次の条件で、ビジネスメールの文面を作ってください。
相手との関係:〇〇(例:初めての取引先/3年つきあいがある/社内の別部署)
こちらの立場:〇〇(例:お願いする側/断る側/謝る側)
伝えたいこと:〇〇
相手にしてほしいこと:〇〇(例:来週中に返事がほしい)
条件:
・120字から180字におさめる
・言い訳を長く書かない
・最後に、相手が返信しやすい一文を入れる
・失礼にならない範囲で、かたすぎない言葉にする
▲ ここまで
06出てきた文の、確認する4か所
そのまま送る前に、ここだけ見てください。
- 相手の名前と会社名が、正しいか(他社の名前が残っていないか)
- 日付と期限が、実際と合っているか
- こちらが約束していないことを、約束していないか
- 謝るメールで、原因を相手のせいにしていないか
この4つだけ見れば、事故はほぼ防げます。
07会社の情報を入れるときの線引き
メールの下書きは、実名や金額が入りやすい作業です。
- 相手の実名・社名は「取引先」「担当者」に置き換えてから渡す
- 金額は「おおよその桁」にする
- 出てきた文章に、あとから自分で実名を入れる
これだけで、渡してはいけない情報が出ていきません。
08よくある質問
毎回この条件を書くのが面倒です
自分の言葉らしくなりません
謝罪のメールもAIに書かせていいですか
09今日やること(1つだけ)
次に書くメールで、頼むときに「相手との関係」を1行だけ足してみてください。
返ってくる文章の温度が、はっきり変わります。
※この記事は、講師として研修で受けた質問と、その場でお答えしている内容をまとめたものです。特定の企業の資料や個別の案件の情報は含みません。社内での取り扱いは、勤務先の規程と情報システム部門の指示が最優先です。

